サービスリターンについてですがしつこく声を大にして言いたいことがあります。返しましょう、入れましょう、相手に打たせましょう!
言葉通りの相手のコートへ「リターン」です。エースを奪いにいくのではなく、相手のコートにまずは返します。なぜならばボールが相手のコートにいけば次にリスクを背負うのは対戦相手になるのですから。
強く当てるではなく、正確に当てるへ
強く当てようとすると力が入ってしまったり、ラケットがブレたり、振り遅れたりしてしまいます。ではどのようにしたら相手のコートにおさまるかというとまずはスイートスポットに当てることです。ここに全神経を集中してください。
どんな良いスイングをしても、どんなよい反応をしてもボールがまともに当たらなかったミスの確率が上がります。
前回は思考的なことをご紹介しました。今回は頭では理解できた事を前提に技術的な事をお伝えしたいと思います。
ボールはよく見なくて良い
ボールをあまりに見過ぎてしまうと少しですが遅れてしまいます。ボール”ら辺”を観るようにしましょう。
ボールが通るであろうボール軌道と自分のラケットが通るであろうスイングの軌道が自分のイメージ通りであるかここを練習の時からこの感覚を積み重ねて下さい。
ボールの位置、実際のスイングの軌道の誤差をなくす
ボール軌道とスイング軌道ががどれくらい違いがあるのかを把握します。このブレがない選手ほどミスヒットがなくなります。この感覚が一致するようにしてください。
タイミングを合わせる事を除外する
これにプラスして前後のスイングスピードを合わせることは更に難易度が上がり、ミスをしてしまう可能性が高くなってしまいます。
速いサーブに対してのスイングスピードをあわせることはとても難しいことだとの理解が必要です。スイングしてしまうとその分の振り遅れなどがしょうじてしまいます。
強く叩こうとしてしまうプレーヤーはこの動作を120%でやるから安定しないレシーブになるのです。ここではできる限り振り遅れる要素は除外しましょう。
大きなスイングする事は避け、ここはきっぱりやらないリストに入れておいてください。
腕ではなく身体で打つこと
身体をターンして打つとタイミングを合わせやすいです。自分が思っているインパクトのタイミングと実際の打っているタイミングとの誤差がなくなります。プラスして手で引いた分だけ感覚的に遅れるので気を付けるようにしてください。
最後に
今回はリターンは強く当てるではなく正確に当てる事をお伝えしました。勿論エースがとれたら気持ちいいのはわかります。だけどどれだけポイントやチャンスとのトレードオフをしてしまっているかを考えてみてください。
まずは相手のコートへリターンする。そしてミスしない中で攻撃性を高めていくようにしてください。ミスしてまではやらないこと。