http://kanekohideki.com/tennis/tennis-skill-improvement/how-to-get-winner-3
前回のエントリーではウィナーを奪うためにはタイミングとそれに対して予測がとても重要であることをお伝えしました。それらを経て更に効果的になるものを挙げてみたいと思います。
球種
球種はトップスピン、スライスと大きな分け方ではなく同じスピンでもトップスピン、サイドスピンなどを打ち分けます。
特にチャンスボールやアプローチなどはダウンザライン、逆クロスが効果的なので意図的にサイドスピンをかけるようにします。
我々はラットショットと読んでいますが、アプローチではトップスピンがかかってしまうとパッシングショットをクロスに引っ張られてしまったり
3球攻撃での逆クロスなどお約束のパターンなので相手はとれないのが分かっているのであえて追いかけないのがスピンになった瞬間諦めない度ボールを追ったりとそのような違いがでてきてしまいます。
ポジション
タイミングに重なる部分でありますがどんなにスペースがあってもあまりにもベースライン後方から打ってもウィナーを奪えません。
勿論相手の重いボールを速く取り過ぎてもミスの可能性が上がってしまいます。
動きを止める
タイミングで動きを止めることがとても重要ですが更にいうならば相手に打球方向を読まれづらくすることです。
相手にやまれないためにおこなうには2つの事をプレーの中でおこなうことができます。
ボールを隠す
ボールを隠すためには肩の開き、顎をできるだけ止めておく必要があります。ダブルハンドの選手は自然と前方が入るのでその為にボールの行き先が分かりずらいのです。
フリーハンド（非利き手）を指先までまっすぐ、意識的に肩を入れて最後の最後まで開かないようにしてください。
打ってすぐに飛球方向を向いてしまうと身体も開きやすくなってしまいます。
演出
練習などではプレー中の時間的制限をそこまで緊迫された状態でされないために効果としてはあまり感じず、しかも大袈裟な演技な上にともてジョーダンでやっているように思われます。
しかし緊迫した試合の中でこれらは絶大な効果が生まれます。
例に出すと
クロスに打つと見せかけてダウンザライン
パッシング打つぞと見せかけてトップスピンロブ
ハードヒットするぞと見せかけてドロップショット
どれもするぞという意思を大袈裟におこないます。そうすると相手はものの見事にオーバーアクションに対して自然と反応してしまうものなのです。
是非だまされたと思ってやって下さい。加えると前回挙げたタイミングを含めてテコの原理のように決まります。
最後に
エースを奪うためには色々な要素が必要です。ボールが速いだけですと最終的に相手に捕まりミスの原因やカウンターを待たれたりしてしまうので効果的にエースを奪いたいですね。