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生きたボールを打たないと勝てないといっている時点で勝てない

よく練習の中で生きたボール(ライブボール)を打ちたい等という声を聞きます。これはボール出しを軽視したりする方によく聞く発言です。

もちろんライブボールを打つことも大切です。だからといってボール出しを軽視してよい訳ではありません。

大体このような発言をする選手(や意外とそれにまつわる保護者がいうことが多い)は球出しでは課題にしている取り組んでいることが明確にエラーとして表れるのを受け入れたくないからなのではないかと憶測します。

今回はなぜこのような考え方になってしまうのか、そしてそれらを通してボール出し、ラリー練習の大切さやフォーカスする部分をお伝えしていきたいと思います。

ラリー練習

確かにラリー練習、生きたボールを打つというのはとても大切です。相手との間や重いボール、色々なポジションからの返球は球出しでは中々できないです。

だからといってボール出しよりプライオリティーが高いかといえば必ずしもそうではありません。低くもなく高くもなく両方が大切です。

ボール出しの良い部分は精度を高めたりスキルの反復や戦術の反復も球出しで一寸の狂いもないぐらいの”意識”の練習でありこれは相当に神経を消耗します。

意識的に反復することで無意識にできるようになる

対戦相手のバックの高い打点に短いボールがくる予測の練習を含め予測通りな場合高い打点で逆クロスへ打つ。予測通りでない返球がくることも予測をしておく。

そのように再現性を高い練習を目指すことによって緊張する試合でも実力が発揮されます。しかしボール出しを軽視する選手はコンプリートすることができなくスーパーショットも入ればイージーミスもする。

しかもスーパーショットは目立ち、イージーミスは何も感じずそのままやり過ごしてしまう。そしていざ意識的にミスしないように打とうとしてもできないのでそのストレスに耐えられずにやり抜くことができない。

正確な動作で反復する

昨年度に帯同して行った全豪オープンでは選手同士で練習するのは勿論その練習後、もしくは練習前では課題とするショットや戦術の組み立ての練習をコーチと取り組んでいる選手がとても多かったです。

とても驚きだったのがスペインのBautista Agutはコーチと二人でバックハンド打ってからフォアハンド打つというとても地味な練習の繰り返しのボール出し練習を何度もしていました。

トッププレーヤーほど練習内容はシンプルです。何よりもコーチがとても丁寧にボール出しをしていたのがとても印象的でした。

最後に

究極な言い方をするならばテニスというのはどれだけ再現性高く同じスイングでターゲットに打ち続ける事ができるかのスポーツです。

ボール出しは状況によって変わる心理状況の中でできるだけ同じ動作を繰り返しボールの軌道をイメージすることを目的として取り組むのにとても有効な練習方法です。

是非ボール出しだからと手を抜いたり気を抜いたりせず精度を上げる練習を積み重ねて貰いたいと思います。返ってくるのは自分です。

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