はじめに
試合で勝つ条件として「これさえあれば試合に勝てる！」と挙げたいのですが、勝負というのはそう簡単ではありません。
挙げたくても中々挙げられないのです。例え挙げられたとしても他の選手に当てはまるかというとそうではありません。誰もがビックサーブを打てるわけではないのですから。
タレントだけれは生き残れない
一つの武器を持っているだけではテニスに限らずどの分野でも勝ち続けることは難しいでのです。
これから試合に向けて練習に励んでいる選手、一般テニス愛好家の方も含めてお伝えしたいのは、一つの条件やタレントを持ち合わせているだけでは試合で勝ち続けることはできません。
その勝因として複雑であればあるほど試合に勝つことができ、勝ち続けることができます。勝ち続けるだけではなく負けないテニスとなり、自分はベストでないにせよ、相手より少しだけベターであることが可能になります。
そして試合するにあたって何がという理由がはっきりしないために対策を練りづらいことです。
ストーリーとしての競争戦略から読み解く
この選手なぜ試合に勝てるのだろ？
なぜかいつもやられてしまう、、、
攻めているのに最終的に攻められてしまう、、、
OCとは？
なんとなく掴みどころのない”なにが”ということのないプレーのをOCと言います。あまり意味は覚えなくていいのですが、一応お伝えしておきます。
Organizational Capability、スポーツであまり例えませんが、著書ストーリーとしての競争戦略の中で言われている戦略論です。
競争戦略の構成要素に使う言葉であり、テニスにも当てはまるのでそのようにたとえています。
SPとは？
「例えばフォアの強打が凄い」「サーブが速い」「フットワークが良い」これだけの理由で試合勝つことはできませんし、勝てたとしても勝ち続けることはできません。
ちなみに上記のOCに対して目で観て外部的にわかりやすいものをSP（Strategic Positioning)とよんでいます。あまりこだわる必要はありません。
勝ち続けている選手が持っている要素とは
試合で勝ち続ける選手には複雑で色々な要素があります。今回挙げるのは当然それだけでは試合で勝ち続けることはできませんが勝ち続ける選手は必ず持っている要素です。
逆に言うとこの要素を持ち合わせていなければどんなに強いフォアが打てても速いサーブが打ててもフットワークが良くても勝ち続ける選手でいることは難しいでしょう。