僕のテニスのルーツはマッケンロー。今この時代に当時のマッケンローがマッチするか少し難しいかもしれませんが、でもマッケンロー。
マッケンローから僕がどのような影響を受けたか下記に記載したいと思います。
サーブを右から左へ
元々左利きなのもあるのですが僕は右サーブからスタートしました。それはボールを投げることに対して右を使うことは全くできなかったのです。
なのでラケットを右で振れてもボールを右で投げることはできません。必然と左で投げて右で打つ事になりました。
テニスを始めて2年ぐらいでしょうか、最初は試合で入らなくなると右に変えたりと昔ダブルスでよく観たジェンセンブラザーズのようにサーブを打っていました。
最初はあのマッケンローフォームで打っていたのですがあまりにも無理があったので諦めました。
ドロップショットばかりやっていた
マッケンローと言えばタッチショットの名手ですが僕もそれに習ってドロップショットの応酬をして一時は打ってはダメと言われるほど打ち過ぎてしまった時もありました。
しかしそんな遊びもあったので今でもその感覚を大切に僕のテニスに活かせているのではないかと思っています。
しかしマッケンローのプレーよく観てると、そんな表面的なものではないのと、基本に忠実、いや原理原則にとても忠実であることがとてもよくわかります。下記は現役後にあらたにマッケンローの凄さを感じたことです。
ウィンドミル
あのラケットの時代にすでに縦のスイングをしてスピンをかけていたことに驚きです。それらをどのようにして打っているか食いつくようにみていました。
バックハンドフェイスアップ
88年のジャパン・オープンで松岡修造さんと対戦していた時に生で観た連発して打つトップスピンロブにぶったまげました。なぜあんなにフェイスが上を向いているのにスピンがかかるんだなぜだー?と不思議に思い、練習コートでは近くでずーとフォアハンドを観て研究していました。
なぜ、後ろから前にフォローするせずにインサイドアウトやパンチ気味に打ったりと。
これは後ほど「あつみ」やフェイスアップに繋がる答えが生まれルのだけど当時からかなり近代的なプレーをしていたことになりますよね。
何よりも当時のラケットとストリング(アッシャウェイ?)でやっているところが凄いですよね。やっぱり宇宙人です。
ポジショニング
マッケンローというと速いタイミングでのライジングで打つプレーがとても強い印象にのこります。全てタイミング早く取るのだろうと思いきや、実際にはとてもコートを広く使っているのです。
しかし浅く短いボールの見極め。ではなぜそんな素速く見極められるのかというと予測できるショットを予め打っているのです。
なので行き当たりばったりの短いショットを瞬時に判断しているわけではないのです。予測が大切、予測できる前提のショットが大切だと学びました。