テイクバックなどで最近フォーカスして取り組んでいる掌屈ですが必ずしも背屈がいけないわけではありません。
打ち方によっては背屈で打つ方が最適な打ち方な場合もあります。代表的なのが錦織選手などフォアはハンドの入り方は背屈ですよね。
スナップをきかせて打つ。インパクトから逆算してこのスナップのタイミングをとれる方は背屈で鋭いフォアを打つことも可能です。
ナダル選手は一見背屈に見えますがリリースから掌屈に変わりエネルギーをボールに伝えています。
ですができないデメリットの方が大きいのも背屈です。このスナップをきかせられないと完全に振り遅れの状態になります。
インパクトも前でとれても打点が後ろになってしまいます。というのを考えると掌屈でテイクバックをする方が難易度としては低いのではないかと思っています。
構造を理解する
といっても背屈も使う場面によっては最適な時もあります。これらの構造を理解して使ったらより効果が増すのでっはないかと思うので今回は背屈と掌屈の最適な使い方をお伝えします。
掌屈は最小限で最大限エネルギーを伝えたいとき
これは常々お伝えしてることでゆっくりとしたフォーム、打点を前で取りやすい色々なメリットが上がります。また切り返しを含むことによって更にエネルギーが増すことができます。
最小限で最大限のエネルギーを生むことができること。いくつか例を挙げるのでイメージをしてください。
カーボンシャフトで勢いを増す
釣り竿やゴルフのシャフトをイメージしてください。長い棒だとしなる動作とエネルギーを生む動作両方をイメージしやすいかと思います。
はりせん
扇のように開いており切り返しで閉じて開きインパクトでまた閉じる。閉じた時のスピードが勢いを増し大きな音を生むことができます。
これら例えば重い棒、木製バットや丸太などでは切り返しがイメージしづらいですよね。(それでもスイングスピードが速いほど切り返しを生むことが可能です。)
裏を返すと今のラケットは硬めの軽量素材や、しなやかさを出せる固い材質など最新のテクノロジーが満載です。これらを活かしことが比較的に簡単なのが掌屈の打ち方になります。
最後に
今回は背屈も使い方によっては問題ないこと。それらを含めての掌屈のメリットををお伝えしました。
では背屈はどのような場面で使うのが最適なのでしょうか? 色々な感覚的な例を出しながら次回お伝えしていければと思います。