このエントリーはまとめがあります。
http://kanekohideki.com/tennis/tennis-skill-improvement/service-5
サーブのトスについての続きです。
幸いなことに僕はトスで悩んだことはありませんが、サービスそのものよりも意外とトスで悩む方達が多いです。
しかもトスが崩れると虫歯と一緒で、プレー中に修正して良くなることはありません。根本的に治す以外は手段がなく悪くなる一方です。
そうならない為にも感覚的ではなく論理的に学んでおく必要もあります。
それはさてお
スローしない(投げない)置きにいく
イップス気味のなってしまう方で多いのがボールを投げてしまう方です。投げるという感覚はどうしてもリストを使ってしまいます。
全身運動でリストをその中で使うのは効果を発揮するかと思いますが(例えば切り返しなど)ある程度強弱をコントロールしてその中でリストを使ってしまうとまとまりません。
何度かお伝えしたことがあるのですが、野茂選手がとんねるずの番組で的当てゲームなるものをやっていて、通常のピッチングのように距離があるわけではなくまた時間制限の中で投げないいといけないのでただスナップだけで投げていました。
そのスナップはとてもしなやかでしたがリストだけで投げる野茂選手のボールは全くバラバラになってしまいあのピッチングのようにはいきませんでした。
トスも小手先で投げて上手くいく時は良いのですがやはり緊張した場面などで同じ事を繰り返せるようにしなければなりません。
手先に神経を集中させない
リストを使わないなどテクニックの要素も重要ですがやはり小手先に意識がいかないように大切なのは身体全体でトスをすることです。
どうしても腕で、もっと手先の方に意識がいってしまいリストをフォーカスしすぎてしままとまらなくなってしまう。
身体全体で動きの中の一環として練習の時から取り組んでおくと緊張した場面でも同じようにトスを上げることができた選手もいました。
意外と考えない方がいいかも
最後余談ですが、アメリカのカレッジテニスなど観てるとサーブは本当に気兼ねなく引っ叩いてるなと言う気持ちになります。
トスは上からボールを引っ叩く手段、イヤ、サーブって2回連続して高いところから打って打ってもいいんでしょ。1回失敗していいんだ的な感覚で打っているかのごとく羨ましいです。
そんな悩みなどまずないだろうなと思うぐらい毎回同じように打つので究極サーブは考えて打ってはいけないのかもしれません。
最後に
やはりサーブの良い選手は動きの中での全体的なリズムが良いです。トスもその中の一環として区切っているようには見えません。
練習の時からリズム良く打つことを繰り返すとそのように打てるようになるのではないでしょうか。