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【2021全豪オープンテニス】ジョコビッチの決勝戦を観て

全豪オープン男子決勝戦を観てその感想です。特にジョコビッチの強さの秘訣について書きたいと思います。

N. Djokovic vs D. Medvedev 7−5 6-2 6-2

圧倒的な勝利の背景をみていきましょう!

驚かない

どんなショットに対しても驚かないで冷静に対処していましたね。どういう状況下かというと2つのシチュエーションで。

1,予測外のショットが来た時

例えば相手がネットにいて自分もパッシングの際にネットに向かってパッシングした時に決まったと思ったショットが突然返球されてきた時などの状況です。

そんなに多い状況ではないのですがなぜか緊迫した時や大事なポイントの時など予測外の自体がおこりがちです。そんな時も慌てず対処して全てのポイントを取っていました。

相手の一か八かのショットに対してそんな時に「返ってきたぁー!」と焦って打つのではなく冷静にきっちりと決めていました。

2. 咄嗟の判断の時

アプローチなどジョコビッチ優勢でメドベージェフは残すはスーパーショットのみ。それらがコートに入って来た時にきっちりボレーをオープンスペースに決めていました。

この状況も流れを変える起点になります。しかし簡単には決めさせない。中には大事なポイントで固くなってミスしてもおかしくない状況が2つ3つあったのにきっちり抑えていた。

3.自分の完璧なショットに対して

こちらもパッシングやチャンスボールなどにおこりえる状況です。クローズなポイントの時にこのポイントが勝敗を決めたなんてこともありません。

マッチポイントで決まったと思ったら当たり損ないで返された、相手を外に追い出して完全に決まったと思ったショットがアングルに来たなどこのようなショットに対してもきっちりと準備をして油断をする気配がなかったです。

これらをメドベージェフは数回チャンスというか他のプレーヤーでしたら特に緊迫した状況ではミスを誘っていた可能性があるのですが、ことごとくジョコビッチに決められて最終的にこれらのアンフォースドエラーでゲームを引き離されてしまいました。

取りこぼしがまったくなかった。派手なスーパーショットより大切ななのではないでしょうか。

センターセオリー

特にメドベージェフ対策であったのかもしれないがセンターセオリーの対策が目立ちました。

通常メドベージェフはベースライン後方にかなり下がってプレーします。そこからハードヒットしてリズムをつかむプレースタイルは皆さんも観ててわかりますよね。

それらを前に行き寄せるだけどフレンチ・ナダル戦のようにあまりにも戦術的にドロップショットにこだわり過ぎても自分の長所も消し去られてしまうのでどこでそのセンターセオリーを発揮したかというとリターン時でした。

何よりもジョコビッチのリターン時はこの機会を見逃さないとばかりにセカンドサーブはセンターセオリーを集中していました。

メドベージェフもこの対応はいつは下がってじっくり返球するのだがこの時とばかりはどうしようもないので対応せざるへなかった感じです。

最後に

ラファ、ロジャーに比べ全く人間性でリスペクトされませんが、フリット戦で更に強めましたが、あのプレーだけ観ると本当に素晴らしかったです。

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