プロ選手のようなボールを打ちたい。ベースライン手前でグンッって落ちるボールを。そのように思いながら練習に励んでいる方が多いかと思います。
「あつみ」を身につけよう!
ベースライン間際でスピードののったボールが急降下に落ちるトップスピンのボール。常にこのボールを打てるようなプレーヤーになりたいですよね。
このボールを打つためには外側を打つ必要があるというのはこのブログでも何度もお伝えしました。
ではその打ち方とはラケットとボールの接点である「あつみ」という原理を理解する必要があります。
「あつみ」とはビリヤードやボーリングではよく用いる概念です。ビリヤードではボールとボール、ボウリングではボールとピン、そしてテニスではボールとラケットに置き換えます。
この原理を理解すれば、サーブ、ボレー、スライス、スピン、フェイスアップ、どれに対しても応用することができます。
とても重要な概念である「あつみ」
ボールとボールの接点、よってどこに転がすか? ビリヤード
ボールとピンの接点、よってどこに倒すか? ボウリング
ボールとラケットの接点、よってどこに打つか? テニス
どれも角度の調整を行います。それだけではなく、球種の変化の調整、スピンやスピードの調整も可能になります。
ゴルフでもドローやフェードの内訳もこれに通じるのかと思います。テニスだけは平面(左右)だけではなく立体(上下)にも使うことができます。
ここ数年はラケットやガットなどの技術の進化によりかなり簡単にボールを飛ばし、スピンをかけれるようになってきています。
昔に比べプロ、アマチュアの差も感じないぐらい誰でもどの年齢でも打つ事が可能になってきています。
プロ選手より速いボールを打つ選手は多いが重いボールは居ないに等しい
プロ選手より速いボールを打つ選手は沢山いますが、初速のあるそして重いボールを打てるプレーヤーは中々いません。というかいません。
プロ選手でさえ、スピードに陥ってしまいこのようなボールを打つことができない選手もいます。これだけ技術が進んでいるのになぜでしょうか?
あつみの原理を理解する
それはこの「あつみ」の原理を理解していないからです。そして何よりも、後ろから前にスイングして打つことだけが、前に飛ばすことではないという原理を理解しなければこのボールは打つことができないのです。
これが理由にスピードはどんどんと出てしまいコントロール不能に陥ってしまうのです。
勇気を持って試してみてください。インサイドアウト、アウトサイドイン、上から、下からでも、「あつみ」さえ理解すればボールは前に飛ばすことができるのです。