全仏オープン2020、Nadal v Rublev とても興味深い試合でした。勢い乗っている選手をこれほどコンシステンシーが勝るとは思いませんでした。
さすがナダル、勝ち方もオーバーパワーさせて無理させてミスさせる。良い試合でした。
そんな強打する選手にはどのようにして対策をたてるか今回のテーマです。
単調な打ち合いにならないこと
強打する対戦相手に一番やってはいけない事は相手のリズムで打ち合うことです。これは乗ってしまってはこの勢いは止められません。
その勢いをつかせないためにも、高いボールや低いボール速いボールだけではなくゆるいボールなども使いながら相手にリズムをつかませないことが重要です。
相手のバックハンドの高い打点に打つこと
バックハンドでも強打はされますがフォアハンドほどの怖さはありません。また自分の展開にもっていくためにも相手のバックハンドの高い打点に打つことによって攻める展開にもっていくことができます。
フォアハンドに打つこと
ただフォアを強打する選手はバックに打たれることを想定して回り込むことが得意な選手が多いです。その逆手を取り、回り込みを予測している選手はフォアハンドのクロスコートに打つ事は意外と有効です。
とても勇気のいることですが回り込むことを前提に常に準備をしているのにで、あまりフォアハンドに打たれることになれていません。
だからといって劣っているわけではないのでバランスですが、予測に反した時は意外と体勢を崩したりしてくれるのがこのフォアハンドクロスコートの打ち合いです。
バックハンドの高いところに打ち強打をさせる
フォアクロスに打ち相手に中々リズムをつかませないことが効果的にききだすと、バックハンドの高いところに打ち、そしてゆるいボールや重いボールなどを混ぜながらあえて相手に強打をさせます。
もちろんエースを取られる場面もありますが、アンフォースドエラーも誘うこともできます。いろいろ混ぜて打つ事によってポイント失う以上に相手はストレスを感じるでしょう。
強打をされたのスライスでしのぐ
強打された時の対策も当然と必要です。同じように打ち合ってはどんどんとリズムをつかみ出してしまうので、付き合って打つことはせずスライスでしのぎます。
相手の回り込みフォアハンドは自分バックサイド外側に逃げるショットは安易に返球することはできません。
ブレーキをかけながらバックハンドトップスピンを打つか、最初からスライスを打つことを決めて対応するようにしてください。
焦って責めない
攻められてしまうからと焦って攻められる前に攻めてしまうとアンフォースドエラーを増やしてしまいます。
焦って攻めてしまうと自分のリズムも乱してしまいますので、焦らず自分のタイミングで攻めるようにしましょう。
相手より先にミスしてしまうとミスさせる以前になってしまいます。エースを奪われても無理して打ったりとミスをしないようにするようにしてください。
どの試合も攻める前に、まずは自分がエラーをしない事であります。