いくつかテニスIQをご紹介していきます。質問形式になっていますので是非考えながら読んでください。
今回は攻撃の時などにおこるシチュエーションです。序盤と終盤ではショットの重みが変わります。その心理状況を理解しながら取り組むショットでもあります。
スペースもできて気にしなければ決まるショットですが、相手が目に入ったり、終盤の重要なポイントで身体が硬くなったりと色々な要素がある中でも必ず打つ機会のあるショットです。
このシチュエーションになった時をベースに考えて練習に取り組まなければまったく違ったものになってしまいます。
シチュエーション
・ゲームは4-4、30-30と誰でも緊張するシチュエーション
・すでにTo the backhandをしつこく打ててる
・相手はラットショットを警戒し、重心がバックサイド側になっている
・相手はポジションもバックサイドよりになってきている
・ここではダウンザラインを選択する事にした
どのようにして打つのが最適であるか?
回り込みダウンザラインを選択。最適なツールは何?
アンサー:緊張したときに選択するスイングを決る。
まずは”ふかす”リスクを除外しよう!その為にはウィンドミルのスイングが最適であること
4-4の30-30というトッププレーヤーでも緊張するポイントである。トッププレーヤーは緊張しないのではなく緊張したときに選択するスイングを決めている。
恐れることはボールをふかす(打点やスイートスポットにブレでアウトする)ことだ。ふかすリスクを減らし、身体の重心が流れサイドアウトする恐れもあるので、ここではウィンドミルを選択しましょう。
そしてダウンザラインであるが直線ではなくフックショットを打つことによって直球よりも角度がつく。その為にもボールの外側をとらえること。やはりウィンドミルがこの状況では最適な選択です。
■ワンポイント■ 直球で速いボールより、フックショットの重いボールの方が、相手の重心をずらすことができるので結果エースにつなげることができる。また確率も落とさず打つことができるのです。
最後に
意外と簡単ではないショットです。練習の時にどれだけこの緊迫した状況を作れるか。それをイメージしながら毎回反復動作をおこなうかでいざこのシチュエーションになったときに変わります。
是非持っておきたいしょっとなので日々この状況、そしてプレッシャーのかかった状況を思い描きながら取り組むようにしてください。