3球目の大切さは皆さんも感じているかと思います。サーブ後のショット、3球目、もしくはリターン後の4球目。ここで約70%ポイントが終了します。
3球オフェンスはファーストサーブからのポイントをとるパターン
3球ディフェンスはセカンドサーブからのポイントを落とさないパターン
そんな解釈で取り組んでいきたいと思います。
3球オフェンス(3球攻撃)
必ず持っておきたい攻撃パターンです。特にサーブでアドバンテージを握り相手のリターンに対してボールが短ければすかさず攻撃に転じます。
相手に脅威感を与えて、リターンに対してもかなりプレッシャーを与えることができます。
この脅威を感じない選手は、サーブだけが良くても返球したらどうにかなってしまうとそう簡単にサービスゲームをキープさせてもらえません。
あのビッグサーバーであるカルロビッチも一見サーブだけの選手と思われがりですが、サーブだけではあれだけ長くトップ100には居続けられなかったでしょう。
彼は意外と手先が器用でありリターンされてからの取りこぼしも少ない選手です。だからこそ対戦相手はよりリターンにプレッシャーがかかりセカンドサーブもそう簡単に打てないと守り気味に打ってしまったりします。
3球ディフェンス
それに加えて大切なのは3球ディフェンドです。
セカンドサーブ後の対処になるのですが、約半分のポイントをセカンドサーブの時は落としてしまいます。
その中で3球目をどうにか返球したらこの確率が上がるのではないでしょうか。まずはミスしない事を選択すること。
結構団体スポーツっぽい思考がこれからテニスも主流になるのかなと感じた以外と驚きなことでした。
昨年度はオーストラリアオープンの1回戦を観る機会がありました。そこで印象的だったのは明らかにセカンドサーブの時の3球目は無理して打つのではなく、ミスを回避する打ち方を選択している選手が多かったです。
バックハンドはスライスで返球する。リターン後のポジションもちゃんとるなど、このレベルの選手でも最初からかなりディフェンス体制に入るのだなと感じました。
勿論一番はリターンを相手コートに入れることですが、その中で捨てポイントや少しポイントが離れた時など堅牢さだけを選択するのではなく、ラッシュかけたりとそれは選手の勝負の感の差がここで生まれます。
最後に
プラスになるだけ(3球攻撃)ではなく、マイナスにならない(3球ディフェンス)も試合の中で取り入れて行くことによってポイントのロスが明らかに減ります。
また攻撃はアンフォースドエラーのリスクも高くなってしまうので試合の中での流れを読みながら攻めたり、守ったりとバランスを保つようにしてください。