今でこそ「ウィンドミル」と共通言語となり選手は自然と反応するまでになりましたが、意識的に取り組みはじめた当初はトップ選手の特有の技術だという固定観念がありました。
50の戦術の中で、私たちが一番最初に指導するのが「ウィンドミル」を使用した戦術です。 なぜかというと、「ウィンドミル」が私たちが目指す に必要不可欠で戦術に必要なスキルだからです。
僕が選手時代時は「縦のスウィング」という呼び方を主にしていました。また振り遅れやイレギラーなどエマージェンシーの対処の時に使っていました。
戦術に組み込むようなことはまだしていなかったし、そのような発想もありませんでした。しかし試合では使っているのです。
練習していないのに試合で使ってしまう訳
なぜ練習でしたこともないウィンドミルが試合になると自然と出てしまうののでしょうか?
練習中に試合のシチュエーションを想定していないから
その可能性は大きいですね。想定して練習しているのかもしれません。しかしまだまだ足りないし、究極のところの出来ていない。なぜか?
ミスを恐れて練習に取り組んでいるか?
勿論ミスを恐れずに練習に取り組むことは大切です。ただし常に100を超えるとミスしてしまう可能性が高くなってしまい、多分試合では80を出せたら良い方ではないでしょうか
それをミスを恐れず150,イヤ200ぐらいの勢いで打っていないでしょうか?もしくは気がつかないで気にせず打ってしまってないでしょうか。
だからコートに入れることが優先されずに気持ち良く打ってしまう。ウィンドミルも必要ないですよね。しかもノンプレッシャーの中どんどんとコートに入ってエースを量産してします。
もうその練習ではウィンドミルなんて必要ないですよね。ではなぜ試合ではでてしまうのか?
ミスしたくないから
試合ではまずミスをしないことが第一優先となり安全策を自然と選択するからです。通常のスイングでは抑えられない、この状況ではふかしてしまうと試合の中ですでに気づき始めています。
更にミスを重ねていくうちに意識しだして怖くてラケットが振れなくなってしまうのです。だからこそウィンドミルを使うのです
最後に
練習でやって来たことしか試合では発揮することはできません。そして試合で足りなかったことを練習しなければ解決することはできません。
これらを繰り返すことによって両者リンクされていよいよ練習でやってきたことが試合で発揮されます。その為には練習を試合のように取り組まなければなりません。