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素早いフットワークに対してフィジカルよりも必要なもの

確実にチャンスボールを決める為には何が必要か?相手の攻撃を抑える為には?その要素としてフットワークの重要性が上げられます。

ただそのフットワークというのはフィジカル的な素早さだけで実際のオンコートの素早さにつながるのでしょうか。ボールまで素早く動く、素早い準備をする、高い打点で打つなど決してフットワークの動きだけで素早くなるとは思いません。

今回はスピードというのに焦点を当てながらそれだけに修まらずにブレークダウンをしていきたいと思います。

ヨーイドンッ!からのスピードはそこまで変わらない

コート内の動きとは瞬発力や爆発力をとても重視されがちです。判断からの爆発的な動きが素早い選手が直コートの中での動きが速い選手と勘違いされがちです。

どんなにヨーイドンッ!と速く走れてもコートの動きは速くなりません。もちろん速く動けるにこしたことはありませんがそれ以上に重要なものがあります。

予測があるから速い動きができる

ある程度のクロスラリーや、あのバックハンドのポジションだったらストレート打たれても厳しくないのでクロスをカバーして動こう、ダウンザラインはクロスのカウンターしか打ってこないいからフォア側にポジションをよっておこう。など予測通りの返球が来るので身体にも負担をかけずに動くことができます。

予測はスピードだけでなく体力の消耗も抑える

当然と予測することによって0から決めなくてよく、ある程度の想定内の中で動きます。
毎回精度の高いバックハンドクロスコートを打っておいてセンターまで戻らないですよね。
予測は体力の消耗を抑えることもできます。

予測とは経験の蓄積

では予測とはなんでしょうか?今までの経験やデータの蓄積、今対戦している相手の動きの特性まで過去の経験を照らし合わせてその中から瞬時に判断することです。

ボールの行方や、自分のポジション、相手の体勢や、心理状況、スキルのレベル、その他を含めてどのようなボールが返球されてくるかを可能性からの予測をして一番最適なも選択ししていきます。

可能性の高い予測に近づける自分のパターン

予測するためには自分の持っているセンターにできるだけ近づけていくことです。

相手のバックの高いところに来たら可能性としてどのポジションに立つか?
スライスをフォアハンドダウンズラインに流した時にどの選択肢があるか?
ボディーサーブを打ったらどういうリターンが来るのか?

最初の数ゲームで相手の特性を見るようにします。

その為に必要なのはショットの組み立て

その前のショットの組み立てがとても重要になって来ます。もしアプローチに持ってきたい場合はどのポジションにいないといけないのか?そのポジションに立つためにどんなショットを打つ必要があるのか?どのようにしたら相手は短いボールを打ってくるのか?などの逆算ショットです。

最後に

自分のセオリーに持って行くのにどのようにしたらよいか常に考えながらプレーするには想像性が必要です。その想像性を創造するためには色々な情報を処理する能力とそれをアウトプットする能力です。

となるとフットワークはフィジカルだけではなく、予測は勿論、その為には自分のセオリーや、想像性、創造性が必要になるということです。

 

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