昔からの練習方法ですが、アレイ( サイドラインとサービスサイドライン間の1.37メートルの細長いゾーンのこと。)を使ってラリーをするという練習方法があります。アレイの幅は約ラケット2本分の幅です。
ですので横幅のズレは左右ラケット一本ずつブレても良いことになります。このアレイを使用した練習方法はどのような効果があるのか改めて検証してみました。
意外と今の時代に必要なスキルが活かせる練習方法であったので考察し皆さんにシェアをしていきたと思います。
ターゲットを直接狙わない
ターゲットを直接狙ってしまうとどうしても手元や小手先で狙おうとしてしまうのかコースのバラツキがででてきてしまいます。
またネットを挟んでポイントを狙うことはかなりの難易度が高いので打つことよりも狙った方向にいったか確認をしてしまうのでインパクトがブレてしまったりもします。
軌道をイメージする
軌道をイメージすることによってボールがまとまりやすくなります。軌道をイメージする為にはやはり後ろからの前のスウィングでは軌道をイメージすることができません。
インサイドアウト、高いボールはアウトサイドインで、通常のベーシックスイングでもボールの外側捉える必要があります。
なぜボールの後ろ側を叩くとまとまらないのか?
少しの振りくれや速く振りすぎてしまうと手元の時点で右か左かにズレてしまいます。ボールの外側をとらえてインサイドアウトでスイングすることによって多少手元で狂っても同じ軌道なのでバラツキを抑えられます。
それらを確認するにはこのアレイでラリーをするというのはとても効果的です。
ネットのどの部分を通すか
今現在自分のいる場所やポジションからどの部分を通すせばアレーの中に収まるのかネットのどこを通すかで軌道をコントロールするとやりまとまりやすくなります。
### 耐ストレスを養う
かなり集中して取り組む必要があるのでかなりストレスのかかる練習です。気持ち良くばかり打つのが練習ではないのでその為にも練習には最適です。
このズレはミスの修正に繋がる
やはりダウンザライン打つ時やパッシングショットなどでもアレイ(ラケット2本分)のズレはかなりのアンフォースドエラーに繋がってしまうかと思います。その誤差を最小にしていく意味でも効果があります。
最後に
とても派手さのない忍耐力を要求される練習ですが、この地味な練習をこなすことによってかなりショットの精度が上がります。
是非忍耐強く取り組んで頂きたいです。また特別に時間を取らなくても毎回ウォームアップなどに含めても良いかもしれません。常に触れていることが大切です。