チャンスボールを必ず決める!
ことこれに限ります。ある一定以上のレベルにいけば勿論それ以外に大きな要因がありますが、僕ぐらいまでのダブルスレベルぐらでしたら、フォーメーションやセオリーよりもチャンスボールを確実に決めることです。
二人でミスしてたら決められないどころか2点失います。
ウッディーズと対戦してダブルスの捉え方が変わった!
残念ながら僕はウッディーズと戦ったことはないのですがオーストラリア戦で戦った、鈴木・岩渕ペアです。この戦いでダブルスに対する考え方が変わったと聞きました。
ウッディーズのダブルスは一言で言うと「地味」。エースなどを炸裂する鈴木・岩渕ペアが勝つのではと思うほど派手さが全くないのです。
しかし終わってみるとストレートセットで日本ペアは敗退しました。対戦を観るまでにあれだけの戦績を残しているウッディーズはどんなに予想もつかないセットプレーやフォーメーション、突き球等をしてくるのだろうと思っていました。
まさに教科書通りの基本に忠実なプレー
いざ試合を観ると本当に教科書通りの基本に忠実なプレーであること。それ以外何一つ目立つところはありませんでした。
ビックサーブがあるわけではなく特別な炸裂したレシーブがあるわけではなく、予想もつかない動きなわけではない。
これは勝てると思いながら観ていたダブルスが終わってみたらストレートセットだったので鈴木選手に聞いてみました。
アンフォースドエラーが全くなく、すべてやらされることにとてもプレッシャーを感じていたそうです。
その経験が更に鈴木・岩渕ペアを成長させ、根本的なダブルスの考え方の変化をあてえました。その後、ジャパンオープンのダブルス優勝につながりました。
ではそれらを含めてダブルスはどのようにしたら勝つ可能性が上がるのでしょうか。下記に3つ上げたいと思います。
リターンは確実に沈める
この確実に沈める前提があるこそリターン後のポーチをどのようにして展開をしていくか、相手のファーストボレーをどのようにして無理をさせるかと組み立てることができるのです。
これをエースorエラーでは全くリズムをつかむことができません。
ファーストボレーは必ず相手のコートに入れる
ファーストボレーを簡単にミスするイメージを与えてしまうとリターン側はどんどんと気持ちよく打ってきます。
逆にリターンに対してファーストボレーを必ず返されるとイメージを与えればリターンはもっと無理するようになりアンフォースドエラーを誘えます。
効果的なロブを入れる
今ではロブは戦術的にとても重要なショットの中の一つです。相手が前に出るというフィジカルな勢いを止めるだけでなく、精神的な勢いを止める意味でもロブは効果的です。
もちろんスマッシュなどで決められる場合もありますが、それらを含めてもこのロブを積極的に打ってみるようにしてください。
最後に
勿論試合に勝つには沢山の要素が必要です。それらを含めてもまずはチャンスボールを確実に決めること。いわゆる凡ミスをしないこと。これを第一に考えてダブルスを取り組むようにしてみてください。