http://kanekohideki.com/tennis/tennis-skill-improvement/how-to-win-16
前回のエントリーの続きです。勝ちつつづけるために沢山の要素が考えられますがその中でのいくつかの必要な要素をあげていきます。
常にテンションを保つようにする
試合中負けている時はどうにかして引き戻したいです。どう考えてもこのままテンションが下がってしまったら敗戦に向かってしまいます。
これは優勢の時にも当てはまります。特に勝っている時に余計な事をやってしまいがちです。やらないサービスボレーや、打ってはいけないランニングショットでエースを狙うなどいきなししつこさが失われてしまいます。
そして追いつかれてしまい、元に戻そうとも戻せなくなる。これもよくある試合の負けパターンです
ギアはあげなくて良い
一見特別な状況になったときに「ギアを上げる」という響きはタイガーチャージのように一気に突き進む感を感じて良いです。
しかし実際にはどんな状況でも一喜一憂せず、優勢でも劣勢でもどのような状況でしたでも平静を保ち続けることが大切です。
上記挙げたようにテンションを上げすぎていらないことをしてすぐに追いつかれる場面などよくあります。優勢の時は上げたい気持ちをどのようにして抑えるかがポイントです。
劣勢の時はどうにかして気持ちが落ちないようにしなければいけません。どちらの場面でも一定のテンションであり続けていくことによって対戦相手のテンションが下がり続けてポイントを奪ったりこちらは何もせずともアンフォースドエラーをしてくれたりします。
平静を保っているからギアが上がっているように見えるだけ
Simon Halep選手と対戦した奈良くるみ選手のコーチである原田コーチが対戦時に感じた事を話してくれました。
互いに拮抗したゲームであり、奈良選手がブレークポイントを奪われる、両者とても重要なポイントであった時のこと。
Halepどんな事を仕掛けてくるのか。どんな攻め方でギアを上げてくるのかと構えていたところまったくテンションを変えずに同じテンションで無理をせずそして奈良選手にどのようにして考えさせるかというポイントであったとのこと。
両者重要なポイントは分かっているので緊張しないはずがありません。それらを理解した上でプレーをさせること。こう書いてしまうと精神的に少しディフェンシブに感じるかと思いますがそうではありません。
最後に
どのようにして正しい判断をおこない、状況にあったオフェンス、それだけではなくディフェンス、ポイントを落とさないことを優先したり、ニュートラル、どのようにして攻撃の起点を作って行くことができるか?
このバランスをとれている選手が勝ち続けることができるのです。