相手がネットにでて来た時にどうするか？その場、その時に考えるのではなく、何を引き出すかを予め決めておきましょう。そうすることによって迷いを減らしミスを減らすことができます。
そこで今回は予め5つのネットにできた時の対処法、主にパッシングショットを5つ上げたいと思います。
通常のクロスコートを打てるようにしておく
相手がネットに来たことなど気にせずにまずはきっちりクロスコートに打てるようにしましょう。
どうしてもネットに来た相手を意識してしまい、余計な事をしてふかしたり、サイドアウトしたり、ネットしてしまったり余計なミスしてしまいます。
まずは相手がどこにいようが気にせず打てるクロスを打つことです。そのため自分がどこで打ったらクロスコートに行くか予めの振り抜ける角度を決めておいてください。
たとえ相手に触れたとしても自分が体重を乗せて振り抜いて打てていればそう簡単には決められません。
アングルショットで嫌がらせ
パッシングでは必ず持っておきたいショットです。ラリー時に打つ通常のアングルショットは相手が前に来てもきお約束ごとのように打てるようにしておきます。
分かっていてもかまいません。毎回打たされる相手は嫌気をさしてアプローチから弱気になってくれます。
それに加えて、相手のアプローチに対して同じリズムで打たないタイミングを外すアングルショットを打ちます。
遅いタイミングで相手を引き寄せて打つショットと、逆に早いタイミングでボールの外側を捉えてスプリットステップ前に相手の足元に落とすアングルショット。
同じアングルショットでもタイミングによって効果はかなり変わりますが、どちらもタイミングを外すことでネットに来ることを躊躇させます。
ディンクショットでリスクを負わせる
こちらは試合でやられて痛い目に遭わされないと中々気づかないショットです。トップ選手は必ず持っている逃げのショットになります。
足元に落とすという意味ではアングルショットと変わりませんがスライスになります。特に相手のラットショットに対してトップスピンだとミスしてしまう可能性が高い時にこのディンクショットを選択するようにします。
無理してカウンターエースを狙うのではなく最後相手に打たせて終わるようにします。自分がミスするよりかは最後相手にリスクを負わせて決めさせましょう。
トップスピンロブで視界からボールを消す
今までサイドを警戒していたものが上の選択肢をいれることによってボールを一瞬消すことができます。築いた時はベースライン前に落ちていることでしょう。
ロブは基本的に相手のバック側に上げるようにします。フォアハンドでしたらダウンザライン、バックハンドでしたらクロスコートへロブを打ちます。
フォアハンドはダウンザラインに打つので距離は短いです。そのためタイミングととくに相手の動きを止めるためにもある程度スピードがないと読まれてしまうのでウィンドミルで打つようにします。
バックハンドはクロスに距離があるのでとくにベースラインから下がっているディフェンス時に有効です。例えスマッシュが届いてもペースのあるロブに対してタイミングを合わせるのは難しいでしょう。
またトップスピンロブを決めるにはアングルショットを警戒させないと上の意識をずらすことができません。アングルを打つと見せかけてロブを打つと言う演出も大切です。
エッグボールをバック・ハイボレーに打つ
これは昔よくボリス・ベッカーが多用していたパッシングショットです。重いボールをバックの高いところに打ち抑えられずにはじかせます。
一番力が入りづらい場所であり特に遠いところは更に力が入りません。自分が構えて打てる時にネットミスやサイドアウトなどまずは相手に触らせたい時など意識的に打つようにします。
最後に
どれも得意である必要はありませんが牽制を含めて準備はしておくようにしてください。何か一つ自分の中で絶対的なものを予め決めておきます。その中で得意なショットを大事な場面で打てるようにしておきましょう。