サービスリターンの解釈
サービスリターンの上手い選手というのは具体的に何のことを指して上手いというのでしょうか？
・どこからでもエースを狙う、エースを量産する選手
・ラケットに当てたら必ず返す、返球率の高い選手
僕は後者を選びます。こちら解釈としてバックハンドに近いのです。エースを取るよりミスしない事を優先します。
どんなサーブも返球するネチっこい選手がサービスリターンの良い選手です。
エースをとても量産するプレーヤーがなぜ「リターンが上手い選手！」にならないのか？
エースを狙いにいくと同時にミスの確率が上がってしまいます。とくに練習ではミスが目立たないのでミスをあまり気にしないくなってしまいます。
特に重要なポイントでは相手のコートに返したりさえすれば何があるかわからないのでまずは確実に相手に3球目を触らせたいのです。言葉通りのリターンです。ミスする確率の高いリターンは選択したくありません。
確実に返球するリターンはエースを狙わない分そのリターン自体でポイントを取る事は少なくなりますが、その分対戦相手は確実に返球されるということが常に頭の片隅にあり無理してエースを取ろうとして確率が下がったり、ダブルフォルトをしたり3球目を無理して打ったりとミスを誘うことができます。
何よりも確実に相手のコートに返球することを優先することで、自分がミスしてポイントを落とすということがなくなります。
どのリターンを目指すかで練習内容も変わる
まずは考え方が決まらないとサービスリターンのスタイル、それによっての練習方法がまったく変わってきます。
常にどこからでもエース狙う選手はポジションを前に取り、相手のサーブのクオリティー関係なしに打つことでしょう。
ブロックリターン
反対に確実に返球する人は必然的にブロックリターンやステイバックのリターンもアドしていかねばなりません。通常のターンだけで返球率を高く維持できる考えも捨てましょう。
確実に返球をしたいそして一球目はネットよりも低いところで打たせたい。そういう意味でブロックリターンはその効果を最大限発揮します。
ステイバック
特にセカンドサーブ無理してエースを狙いに行ってミスするよりベースラインから3〜5ｍ下がって確実に相手のコートに入れるようにします。ステイバックは下がってフルスイングができるので重いボールを打つことが可能です。対戦相手は三球攻撃を中々展開することはできずミスする確率が上がります。