対戦相手が分かってても背中方面にあげる
前回のエントリーでスピンサーブを打つのにトスを背中側に上げることが大切であるとお伝えしました。
http://kanekohideki.com/tennis/tennis-skill-improvement/spin-serve-2
通常のトスよりも40〜50センチ背中側にあげること。こうすることによってラケットが地面に対して平行近く入り、振り抜く軌道を下から上にすることがよりやりやすくなることです。
このスピンサーブを教えるときによく出る質問がトスを変えると相手に分かってしまわないですか?ときかれます。
トスを変えずに中途半端な係のスピンより、例え相手がわけってでもちゃんとスピンをかけれるトスから打つ方が効果のあるスピンサーブを打つことができます。
またラリーでも相手に分かるからと言ってトップスピンの打ち方でスライスを打ってもスライスの効果を発揮できませんよね。
また例え分かったとしてもそれを積み重ね疲労が蓄積されることによって判断ミスが生まれます。
ただ、スピンサーブを打つと見せかけてワイドへスライスサーブを打ってみたりベースではなく戦術や駆け引きとしてやる分にはかまいません。
しかし毎回やってしまうとかなり中途半端なショットになりかねないので特にスピンサーブは打ち頃の球にもなってしまうので気を付ける必要があります。
筋力がないからスピンサーブは打てない
脚力や背筋力など筋力やパワーがないとスピンサーブは打てないと思っている方も多いです。
キックサーブともなるとより背筋力があればより回転がかかりますがスピンサーブはそこまで必要はありません。
逆に筋力の使いすぎは無駄なエネルギーの消費になってしまうので使わなくても打てます。膝を曲げすぎたり腰を反りすぎたりと筋力に頼らなくても充分に打つことができます。
反動で打つ
ジャンプするのも膝を曲げたからといって高く飛べるわけではありません。身体の反動、蹴って戻る力で高いジャンプをすることができます。
どのようにして打つかというと地面の反力や反動で打ちます。反った身体を反動でもってくる。反りすぎると筋力が必要になるので気を付けてください。
身体を捻る
背中側にトスをしてラケットのスイングの方向を外にしてそして反動で戻すことによってスピンサーブが打てるようになります。
そしてそのようにしやすい身体の使い方をする必要があります。正面向いててはラケットのスイング前に振ってしまうのでスライスサーブよりになってしまいます。
スイングを外に出す為には身体を入れて捻ることによって身体の方向である、下から上、内側から外側へラケットを出しやすくなります。
少しタイミングを早くする
筋力にも繋がるのですがあまりトスが高いとそれだけ耐える筋力が必要になります。少し速いタイミングで打つ事によって地面の反力や反動を使いやすくなります。