試合でリードしながら中盤、終盤で挽回されて負けてしまうこのような状況を経験されたかたは少なくないと思います。特に4−1、5−2リードってなぜ追いつかれてしまうのでしょうか?
あなたも「捕まった」ことがあるのでは?
最後まで自分のプレーを通せなかった、序盤に優勢だった状況が終盤には劣勢に変わってしまう。このような状態をテニス用語では”捕まる”と表現します。最後の最後に捕まってしまった。、逃げ切れなかった、など
状況で言うと4–1リード、5–2リードから挽回されてしまう。勝ちきれない。捕まったてしまった。
この状況になるとイップス気味に俄然負けに陥ってしまう負け癖がついてしまう選手もいるぐらいです。
この”捕まる”原因は何でしょう
今までバンバン決まっていたボールがだんだんと決まらなくなった。ラケットがいきなし振れなくなってしまった。
もしくはリードしている中で、大事なゲームでいきなし「あれ俺勝ってる?」とフッと我に返ってしまうそんな瞬間が訪れます。
そこからが大変。何をしたら良いのかわからなく余計な事をしてしまう。決まったボールが決まらない。
原因は一つではないですが、その中の大きな要因として下記の理由が挙がります。
攻撃しか出来ていないから
その攻撃もセオリー関係なしの攻撃する選手は捕まる確率が高く、タイミング的にもとても早いです。
例をあげるならば、じゃんけんで勝っているのと一緒。じゃんけんでは勝つことは出来るかもしれませんが、ある程度法則に乗って勝ち続けることは出来ません。
5回連続で勝てるときもあれば7回連続で負けてしまう時もあります。またそのあと8回連続勝てればいいのですが、そこはじゃんけんと違うところ、負け出すととたんに消極的になり、負ける確率の多いじゃんけんというよりか、負けのセオリーに陥ってしまう。
ミスしない、ミスさせること
攻撃は勿論必要です。しかしこれだけでは「捕まる」確率がとても高く、その確率を下げるためにも、相手に気持ちよくプレーをさせない要素も試合の中で組み込んでおくことが大切です。
そして試合でいきなし発揮することはできません。練習の時から気持ちよくハードヒットして終わるのではなく、ミスさせること、ミスしないことも常に練習の中で取り組むこと。そのような選手は捕まって負けてしまう確立はとても低いです。
ちなみに”捕まえる選手”とはどんな選手でしょうか?プレーも感情もテンションを一定に保つ選手です。