皆さんは試合の中でアングルショットを使っていますか？ラリーの中で相手を走らせることができるショットです。 ストローク戦で、中々崩せない場合などにもアングルショットは有効です。
今回はアングルショットについて取り組んでいきたいと思います。まずどんなシチュエーションの時に使うのか？そして後編は、どんなとき失敗してしまうのか2部に分けてお伝えしていきます。
どんな時にアングルショットを使うのか？
相手がポジションを下げた時
アングルショットを打つ利点として角度がつけばつくほど、相手は距離を走らなくてはなりません。対戦相手のポジションが下がったとき特にディフェンス主体の選手にはこのアングルショットが有効です。相手の体力を奪いましょう！
中々エースが決まらない時
とくにハードヒットしているのだけど、思ったより全然ボールが決まらないという方は相手がポジションを予め下げているので決まらないことが多いです。
それを崩して決めるためには相手のポジションを前に上げさせることであります。上げたら最後相手はあなたのショットに反応できません。
リズムを外したい時
同じリズムで打つことによって両者とも気持ちよく打ってしまいます。どんどんとボールが速くなり最終的にミスした方がポイントを落とすというセオリー関係なしのチキチキレースになってしまいます。
それでは例えポイントが取れたとしても続けてポイント連取は難しいです。高さやスピード、そして角度のついたアングルショットを打ち同じリズムで打たせないようにします。
相手はリズムをつかむことができなくなります。また気にもしないといけないのでミスを誘うことができます。中盤や終盤では相手の体力が消耗し判断が鈍り無理矢理エースを狙いに来たりとミスを連発し始めるでしょう！
バランスを崩したい時
自分のコンフォータブルゾーンではハードヒットできるが、そこから外され前に誘い出された瞬間ミスを連発してくれます。
短い処理が苦手な選手は頭を下げて走ってくるのでミスも増えてしまいます。意識的にそのような体勢にもっていきたいですよね。
スライス巧者な選手を揺さぶる時
ディフェンスが上手い選手に対してもアングルショットは有効です。特にスライスで時間を稼ぐ選手に対しては、時間があるからと調子にのって打ってしまうとミスを誘われるケースがあります。
スライスでリズムを作っていく選手は打たれた方がリズムをつかみやすいのです。攻められても既に準備もしているためそこまでハードヒットに対して驚いてくれません。
また勢いのないボールを叩くとのは相手の力を利用できずに自分の力だけで打つ事になるのでミスする確率も増えてしまいます。
その時に一発アングルショットを入れることによって逆に相手が無理をする番になるのです。
アプローチショットに対応する時
相手のアプローチショットに対して毎回パッシングショットでエースを狙いにいくのはとてもリスキーなプレーになってしまいます。
例えエースになったとしてもあまり相手の頭には残りません。逆にパッシングエラーしてしまった方がより相手を勢いづけてしまいます。
そうならないために確実にパッシングできるショット、もしくは牽制できるショット以外では、まずは相手の足元を狙うように打ちます。
その時に必要なショットがアングルショットになるので相手の攻撃的な低く刺さるボールに対してもアングルショットを打てるようにしておきましょう。
特にバックハンドは相手のラットショットが来る回数が多いので角度を決めて厚みで相手の足元に落とせるようにしておきます。
ベースライン後方からもコート外に追い出したい時
ポジション的にアングルショットを打つ発想をしづらいのですが、ベースライン後方から打つアングルショットもかなり有効です。
ベースラインから3メーターぐらい後方からでも初速ののある角度のついたショットを打つことが可能になるのでとても効果的なショットとです。
距離があるのでまともに当ててもフルスイングができるところがポイントであり、思っているよりかは難しいショットではありません。このショットはテクニックではなくより発想ができるかにかかってきます。
是非ベースライン後方からのアングルショットを打つ発想の練習をしておくとより対戦相手の体力を奪えるプレーをすることができます。
最後に
今回は打つシチュエーションを挙げてみましたがわかっているんだけど打てないという方の問題点を次回は挙げてみたいと思います。