選手時代は僕はあまりテニスを好んで観戦するタイプではありませんでした。でも観たら観たで楽しいんですけどね。色々な発想もわくしあきらかに自分のプレーも変わることも知っていました。
選手時代になぜもっと沢山の選手のプレーを観なかったのかという後悔と、もし当時の僕にアドバイスできるならば「もっと沢山試合を観るように!」とアドバイスをします。
19歳の時に南米遠征を2ヶ月終了後に予定していた全日本選手権を辞退して南米のチャレンジャーに出場することを決めました。2ヶ月前にはサテライトでさえ初めて出場した僕でしたが予想に反して結果をだしてしまったのです。
チャレンジャーに出場できるということで、予定していた日本には帰国せずに2週間トレーニングをしてチャレンジャーに出場することに決めました。
その一週間は2ヶ月の試合の休養とエクアドルのグアヤキルで練習相手も探せなかったので日本人ファミリーの家にお世話になりました。
その時に珍しい日本人が来たと毎晩日本人の方に招待を受けました。その際には皆さんがテニスフリークというのもあり毎晩フレンチオープンを優勝したゴメスの試合を観させられました。言葉悪いですが本当にどの家庭でもです。
それが良かったのかアガシをあしらうゴメスという構図もも良かったのかそして何よりテレビは俯瞰的にポジショニングなども観れるので僕の中にかなりインプットされた時間でした。
ちなみにジュニア選手もプレーを観てると、ライブやYoutubeなどで試合をよく観る選手なのか、観ない選手なのかあきらかに違いがわかります。
「プレーを観る」というのはそれぐらい質に影響する強くなる大切な要素のひとつと言っていいでしょう。
それはさておき映像を見る時にトップ選手だけではなく、出来るだけ多くの選手を観るようにします。
また観戦するにあたって僕なりに毎年流行があります。そして研磨されて自分の好みのタイプが絞られてくるわけですが、 Bouchard,Halep,Sousaなどは当時知らない選手でしたがかなりの目検索に引っかかった選手です。
実際にはBouchard,Halep,は確か東レ パン パシフィックのセンターコートで続けて観たのが初めてだったと思います。
またフレンチオープンの時に実際にコートまで観に行った良いプレーをするSousa選手を楽天オープンの時に観戦し、Tomic選手に敗退したのですが、その時に試合で次のステージに抜け出せない理由も、観ててなんとなくわかりました。
勝つ選手には理由や法則がちゃんとある。勝てない選手にも理由があります。そっちの方がもっと簡単かな。無駄な選択が多いことです。
いずれにしても試合観戦は自分自身の経てきた経験に更にプラスされるのでMustにしても良いぐらいです。