重いボールを打ちたい。そんな方は多いかとおもいますが、そのために必要なのは身体全身で打つことです。逆に全身を使わなければ速いボールは打てても重いボールは打てません。
速いボールは確率が下がりそして10分打てば慣れてしまいます。また打たされるほど、どんどんとミスの確率が上がってしまいます。ベースではできるだけ重いボールを打てるように心がけましょう。
では重いボールを打つためにはなにが必要か下記に記載したいと思います。
筋力に頼らない
骨や腱をできるだけつかいます。そしてスイングはできる地面からの力を伝えるようにします。逆に筋力を使おうと、膝を曲げすぎてしまうと地面からの力を利用して打つことはできません。
よく打つときに膝を曲げて打つことを意識しすぎて無駄に筋力を使ってしまったりします。もちろん膝を曲げるに越した事は無いですが、やはりエネルギーのセーブもしないといけません。
エネルギーは有限です。すべてを最大限の力で打つことはできないので、どのようにしたらエネルギーをセーブしながらかつ効率的なスイングをできるかを考えます。
股関節で打つ
股関節の柔軟性や股関節から生まれるパワーはかなりボールの力強さに影響します。下半身でパワーを生むことができればあまり上半身の力は必要としませんし、特に器用な腕は下半身についてくるぐらいの感覚でかまいません。
お尻で打つ
股関節を使い、内転筋を意識することによって大臀筋を使って打つことができます。大臀筋は瞬発性には欠けますがとても長い時間使える筋肉なので、できるだけお尻の筋肉を使いながら打つようにしたいです。
そして大事なポイント、必ず取りたいポイントの時に瞬発性を大いに発揮します。限られたエネルギーを最大限に発揮できるようにしていけるようにしましょう。
要は腕の力で打たないこと
とても能力の高いマルチな動きができる腕に頼ってしまうと、残念ながら身体を使うことを怠ってしまい正しい身体の使い方ができません。腕はなんでも器用にこなしてしまいます。
何でも器用にこなす半面、再現性に貧しく重複しますが重いボールを打つことができません。
腕が器用な方、ボールをラケットに当てることが得意な方など、一見良さそうに見えますが、自分の首を絞め、将来的に逆に制限がかかってしまうので気をつけるようにしてください。
最後に
速いボールを打つ選手、重いボールを打つ選手、この選手の違いを大きく分けるとトッププレーヤーとそうでないプレーヤーの違いとして分かれてしまいます。
そして重いボールを打つトッププレーヤーはいつでも速いボールを打てますが、必要な時しか打つような事をしません。皆さんも是非重いボールを打てるように頑張って下さい。