サービスゲームからの展開についてですが皆さんは相手のリターンをどのように攻めていくかその次のショット(3球目)をイメージしてサーブを打っていますか?
自分からのタイミングで唯一スタートできるのがサーブです。このコースを打ったら確率的にどこにリターンされるかなどイメージしながら取り組むのとないのではかなり変わってきます。
その為に練習では相手リターンの返球場所を予め設定し、そのボールに対してどのようなアクションを選択するかその枠を決めてしまいます。
そして試合になった時は数ゲームで相手の癖を読み練習してきたものの中から選択できるようにします。中盤から終盤に向けてよりその枠がより確定されてきます。
まずはガチガチにセオリーを決める
とくにテニスはとても自由がきくスポーツなので機転、応用力が必要とされます。同じボールは2度と来ないなどとあまりにクリエイティブさを要求されがちです。
ワイドサーブの時、ボディーの時、Tの時など自分のサーブの特性を把握しておきどこに返球をさせたいかをイメージしながらサーブを打ちましょう。
まずは型作りなのでガチガチに決めて正しくポジションに入り、判断する練習も含めそして正確に打てるようにしましょう。
どの枠で対処するのか?
そのショットが来た時にどのような判断をするのか?
オフェンスなのか?ディフェンスなのか?瞬時に判断する練習です。ファーストサーブはどちらかというとオフェンス、もしくはニュートラルの状況設定。セカンドはどちらかというとニュートラル、もしくはディフェンスの状況が比重的に多いと思うのでそちらをイメージしながらなど対処する練習です。
どのように対応していくのか?
速いボールに対してなのか?鋭いショットに対しなのか?それとも重いショットに大してなのか対応を考えます。
何を選択するのか?
ウィンドミルで外に追い出すか?ラットショットで体勢を崩すのか?3球攻撃いけそうなのか?どの球種を選択するのかを瞬時に決めます。
そして自動化となる
そしてそれらを繰り返していくことのよって枠が決まり、おおよその枠が決まると一回一回考えずにできるようになり自動化となります。
自由に任せてプレーせず自由だからこそ枠を決める
上記挙げたものを意識的に取り組みます。そして意識することなく身体が自然と反応するようになると自動化の始まりです。そこから徐々にバリエーションを増やしていきましょう。
勿論自分のイメージ通りのショットが来ない場合もありますが、それ自体も予測外の枠として対応できるようにしましょう。
実際の選択肢をどれだけ準備しておくか?
フォアサイド一つ、バックサイド一つなど、各シチュエーションで選択肢は2〜3で良いでしょう。以前によく対戦した南米の選手はサーブアンドフォア回り込みそれだけ。後は無理しないでスライスで返球とできるできないを明確に分けて自分の強みで勝負する選手が多かったです。
逆に試合に勝てない選手は色々とやり過ぎてしまう傾向があります。アンフォースドエラーが目立ち試合に勝ちきることはできません。
最後に
迷わないこと。これはミスをしてしまう大きな原因になるので、そうならない為に予め自分の中でどの枠で戦うかを決めておくこと。決めたことを多く練習しそれを試合で発揮するようにしましょう。これ以外は我慢。練習でも我慢する練習も取り入れてくださいね。