テニスIQ前回の続きです。
テニスはどうしてもここ(腕)に頼りがちで、センスやタレントなどが称えられる傾向があります。しかしセンスが勝利に直結するかというと必ずしもそうではありません。
それぐらい総合的なスキルが必要なスポーツです。今のスポーツではどれもそうでしょう。テニスも例外ではなくタレントがあってもアンフォースドエラーが多ければ当然と勝つことはできません。
センスに頼り過ぎて泥試合にもつれ込むと体力気力負けしてしまう。
打つ能力があるのに打ってはいけないシチュエーションでも打ってしまい勝てない。
身体能力がありすぎて3セット持たない。
そんな選手もよくみます。意外と長所が足を引っ張ってしまったりします
テクニックだけではなく思考も磨こう!
どんなに素晴らしいテクニックを持っていても、頭が正しく指示(正しい選択)をださなければ、充分に実力を発揮することができません。
ではその頭脳は持って生まれた才能やセンスであるかといったらそうではありません。練習の中で常に取り組むことによって鍛えることができるのです。
Uncomfortableな練習に耐える
練習の時からストレスに耐えるトレーニングをしましょう。試合を想定して意識的に正しい選択をできるように取り組みます。
ミスの原因はテクニックが足りないのではなく、間違った選択をしてミスしてしまう時が殆どです。打っていけないところで打ってしまう。
いてはいけないポジションにいてしまう。使ってはいけないツール使ってしまう。逆の言い方をするとトッププレーヤーほどこの間違った選択はしません。
練習でこの動作を繰り返すことによって、試合では自動的に判断できるようになり、体力、決断力の温存につながります。
メンタルも同時に鍛えよう!
テニス、フィジカル同様にメンタルもトレーニングして鍛えることができます。思考をはじめ、呼吸、姿勢、歩き方、ラケットの持ち方などでプレーの質が変わります。
これらは対戦相手、気候、天候、体調、サーフェス、変動要因がたくさんある中、変動しない要因を自らコントロールできるようにします。オンコートだけではなく日常の生活でトレーニングすることが可能です。
最後に
テニスはとても難しいスポーツです。強く叩けるから、速く走れるから、タッチが素晴らしいからといっても勝てるわけではありません。
シーズンも関係無くコンディションを整えるのも大変です。どこで最適にその能力を発揮するか?いやどれだけ相手よりもミスをせずに無駄なポイントをしないようにするのか。
その中どれだけセオリーにのっとって攻められるか。沢山の要素が必要なスポーツです。考え方を変えるだけで勝利をものにできるスポーツでもあります。