パッシングショット第三弾。今回はトップスピンロブも!なんて考えていたらまた出てきてしまいました。パッシングショットのバリエーションが。こちらを先にご紹介します。
アプローチを揺さぶれ!毎回足下で打たせるアングルショット
こちらパッシングショットの幹としたいです。アプローチ側からすると前に出たからには簡単にボレーを決めたい心理のなか、アプローチを打つ度に常に足下に落とされてローボレーを打たされる。
これはストローカーにとってはかなりのリスクです。そのような不安要素をよみがえらせながらアプローチを打たせることによってギリギリを狙いすぎてミスしたり、ネットをでることを躊躇したりします。
そのような効果があるのでエースかミスかではなく常に相手の足下を狙う思考と抑制力を持っておきたいです。
ボリス・ベッカー風、力の入りづらいバックハイボレーを狙う。
これは相手との正面対決になった時にサイドを狙いすぎたくない時に選択します。ボリス・ベッカーがまず相手のバックのハイボーレーに牽制して打っていたのを良くみました。
相手ハイボレーといってもエッグボールに近い重いボールがバックの高い打点に来るのでクロスに打てないどころか弾かれてしまいます。ステファン・エドバーグでさえここに打たれたらかなり苦労をしてボレーをしていました。
効果はそれだけではなく、このショットを打てることによってバックのハイボレーを警戒する為、アングルのスペースを広げることができアングルショットを狙いやすくなります。
### ちょっとマニアックなスライスダウンザライン
これはあまり使う機会がないのですが、一応種類として入れておきます。しかもかなりの高いレベルの選手がまれに使用するショットです。
なぜかというと多分アマチュア選手ぐらいですと、まだディンクショットに対してお約束になっていないだけにディンクショットを警戒せずに両サイド警戒しているからです。
ならばまだディンクショットを打った方が簡単だしミスを誘いやすいです。それらも含めて説明すると状況的にはディンクショットを打つ状況と同じです。
特に相手が体重を乗せた打ったラットショットの場合はそう簡単にスピンでクロスコートに引っ張れません。
その為、プロ選手ではこの状況でスライスで構えたらディンクショットが来るというのがお約束となり身体も自然とアングルの足下を警戒させて向かわせます。
その裏をついたショットでそう何度も打てるショットではありませんがスピードが殺されいるショットをクロスにボレーを自ら打っていくことは以外と難易度が高いです。
ましてや相手の動きも目に入ってしまい力も入ってしまいます。振ってしまったらまとまらないですし、変にスライスをかけてしまうと弾んでから勢いなくボールが止まってしまいます。その為スライスダウンザラインはもっと使ってもよい手法かもしれません。
最後に
次回はトップスピンロブの応用です。これでサイドをかなり警戒させてきているので頭上を抜くことはそこまで難しくないでしょう。